to-un-beではケータリングやデリバリーなどの他にも、手軽に食べられるお弁当も提供しています。華やかな見た目はロケ弁でも人気!今回はto-un-beの「お弁当」のメニューやこだわり、ご希望に合わせて可能なカスタマイズ(ヴィーガン食やアレルギー対応など)について、詳しくお話を伺いました。
to-un-beのお弁当について
お弁当の特徴やto-un-beならではのこだわりを教えていただけますか?
お弁当は手頃な価格で、他のケータリングやデリバリーのオードブルよりも日常使いしてもらえるように意識していますが、to-un-beらしさを忘れない「ご褒美感」を感じていただけるメニューを考えています。
お弁当に合うメニューを選びや、食べやすさはもちろんのこと、to-un-beらしいエッセンスも入れたメニューになっています。
to-un-beのメニューは「スパイス使い」が特徴的で、街のお弁当屋さんにあるような雰囲気も持ちつつ、フレンチ・イタリアン・和食のシェフが考えた、少しモダンなレストランの味を楽しんでいただけます。ロケ弁など、大人数分のお弁当のご注文も対応可能です。
お弁当メニューはどのように決めていますか?また、おすすめメニューを教えてください。
メニューは現在2種類ですが、今後は定番メニューを用意する予定です。
お手軽なサンドイッチやカレー、丼物なども追加しつつ、定番は「チキンオーバーライス」「ローストポーク」「鯖の山椒味噌」といった鶏・豚・魚のバリエーションから選べるように考えています。色々なメニューを食べてみたい方に向けては、「to-un-beのmix弁当」のような品数が多いお弁当も用意する予定です。
企業様の社食を担当していることもあって、社食のメニューもお弁当に組み込むこともありますね。
好みやシーンによって全ておすすめしたいですが、チキンオーバーライスに使うケイジャンチキンはto-un-beで長く愛されているメニューで、スパイスの配合などもこだわって作っています。ポークも魚も、香味や野菜を効かせてオリジナルな味に仕上げているのでおすすめです。
お弁当はどのようなシチュエーションで利用されることが多いですか?
家族や親しい人たちが集まって、手軽にお昼ご飯を頼みたいといったシーンなどに、お弁当をご注文いただいている印象です。
オードブルほど豪華でなく、日常の食事を少し華やかにするようなイメージですね。
お弁当はオードブルに比べ、より家庭的で馴染みのあるメニューが多いので、ご年配の方やお子様でも気軽に食べられる点も選ばれている理由かと思います。
他にも、オフィスのお弁当やロケ弁もご注文が多いです。
ロケ弁は一度に60〜70個などの個数をご注文いただいて、それぞれ2,3種類のお弁当をお届けする形です。
お弁当は冷めてしまったり、お料理が傷んだりすることなどについて、to-un-beではどのような対策をされていますか?
お弁当に合ったメニュー選定、冷めても美味しい調理方法の追求、作って数時間後に味をチェックすることを繰り返す、などの工夫でメニューを作り上げていますね。
味がブレないように、しっかりとマニュアル化も行っています。
食品の殺菌という点に関しては、国の定めた衛生ルールがしっかりしているので、遵守して安全に調理するのが基本です。
加えて、to-un-beでは真空調理や温度殺菌を徹底しているので、調理方法は普通の飲食店と違った殺菌方法を取り入れていると思います。
to-un-beのお弁当はカスタマイズができるとのことですが、どのようなカスタマイズが可能でしょうか?
カスタマイズに関しては、基本的にどのようなご相談も受け付けています。
多いのは、「ヴィーガン」・「グルテンフリー」・「宗教的に食材を調整してほしい」といったご相談です。
ロケ弁などのシチュエーションでは、海外の方も多いので上記のようなオーダーをよくいただきます。全体の1,2割はヴィーガン対応のお弁当にして欲しい、といったご注文です。
細かいご要望でもなるべく柔軟に対応しますので、詳細をご相談いただければと思います。
to-un-beの「ヴィーガン」や「ベジタリアン」対応のメニューについて
※ヴィーガンとは、日本語では完全菜食主義者と言われ「動物由来である食品を食べない」「動物由来の衣類を身につけない」「動物から搾取しない」といった考え方を元に生活している人たちのことを指します。
日本でもそのような考えを持つ人々が少しずつ増えていて、ヴィーガン対応のお店も見られるようになっています。
よく比較されるベジタリアンは、様々なタイプの菜食主義者の総称。ベジタリアンになる背景は、アレルギーや病気など健康のため、自身の考え方、環境のため、宗教、スピリチュアルな理由など多種多様です。
to-un-beのヴィーガン対応の特徴やこだわりなどを教えてください。
僕らがレストランで培ってきたスパイスの使い方が活きていると思います。
もともとスパイスが得意だったので、基本的にスパイスをどう使うかがポイントになっていますね。
動物性の食材がないとどうしても淡白な味になりがちですが、その点を調理方法でカバーしています。
基本的にヴィーガンの人はボリュームよりも、品目や動物性のものが入っていないかを気にするので、もちろんその点も要望に応えられるよう徹底しています。
食材は野菜だけだとやっぱり物足りないので、ナッツや豆、海藻など、風味とボリュームも工夫しますね。
ピーナッツオイルやアーモンドオイル、柑橘系のグレープシードオイルなどを使い分けたり、to-un-beらしく少しの和のエッセンスで味噌を入れたり。レストラン時代のノウハウが活きています。
通常のお弁当と比べ、ヴィーガン対応のお弁当はどんな方から注文が多いですか?
現在は基本的には、9割以上が海外の方です。
最近では日本人の方も多くはなってきていますけど、海外の方のほうが料理内容の細かさを気にする方が多い印象があります。
僕のイメージなんですが、日本人のヴィーガンの方は健康を気にする目的から入っているのに対して、海外の方は思想的に徹底しているというか、やはりヴィーガンの考えの馴染み方が少し違うのかなというのは感じます。
ヴィーガン対応のお弁当は、ファッション系の撮影や、映画の撮影などで依頼を受けます。
前回は、日本を撮影地にしたギリシャの映画スタッフさんへ、ヴィーガン対応のお弁当をお届けしました。
ヴィーガンだけでなくさまざまな種類のベジタリアンにも対応は可能でしょうか?(ラクト・ベジタリアン・ペスカタリアン・ハラール)また、to-un-beならではの工夫も教えてください。
はい、基本的にはあまりお断りすることはないですね。
ご相談をいただければ、要望に合った対応をさせていただきます。
ただ、とても厳密なオーダーに関しては対応できないことがあります。
例えば、調理場の問題で、アレルギーに関するエキスなどをゼロにするということは非常に難しいです。同じ空間で作業しているので、空気の交わりによって、完全にゼロにはなりません。そのようなエキスレベルという方は、お互いのためにもお断りすることがあります。
※「ハラール」対応のご希望は、食材のご相談は可能ですが、調理環境からの対応に関しましてはお断りさせていただいております
to-un-beならでは工夫としては、スパイス使いが得意なので味付けが豊かだと思います。僕たちはさまざまなジャンルのシェフがチームに在籍しているので、フレンチ・和風・イタリアンの要素をミックスさせて味を作り上げることもしますね。
例えば、味噌を使ってコクや和のエッセンスをプラスしたり、海苔や昆布などの海藻を使ったり。味噌でも八丁味噌や赤味噌、白味噌を使い分けたり、昆布出汁なども使ったりします。
to-un-beのヴィーガン料理でおすすめのメニューはなんですか?
野菜を多く使うので、季節によって異なる野菜を楽しんでもらえるようにしています。
旬の野菜を使って季節感を感じられるものになっているかなと思いますね。
春はたけのこを入れたり、秋夏も季節に合った旬の野菜、冬は根菜が多めになったりと、日本の旬の野菜を楽しめるメニューになっています。
ヴィーガン料理で使用しているお野菜はどのようなところから仕入れていますか?
一概に全てこの地域や農家さんから、ということではないですが、メインで使う野菜は長野・安曇野の契約農家さんから旬の野菜を仕入れていますね。
あとは同じ野菜でも得意なジャンルがあったりするので、1か所に集約するのではなく、それぞれお取引がある仕入れ業者さんに相談して、その状況に合った1番いい状態の野菜を仕入れる様にしています。
「ヴィーガン」や「ベジタリアン」対応のお弁当の過去事例
(ヴィーガン対応のオードブルメニュー例)
ビーガン対応のお弁当についてどのようなシチュエーションでのデリバリーだったのか教えてください
オーダーに関しては、基本的に細かい指定はあまりありません。
ロケ弁のご注文でも「○食中○食は、ヴィーガン対応にしてください」というシンプルなオーダーが多いですね。
海外の方の撮影現場でのお弁当をデリバリーした時は、ロケ弁4食中1食をヴィーガン対応で作りました。海外の撮影現場などは、メンバー全体の1/5や1/4くらいの割合でヴィーガン対応を希望されるケースが多い印象です。
ヴィーガン対応のお弁当のオーダーで何か印象に残ったことなどがあれば教えていただけますか?
ヴィーガン対応のお弁当を食べた人で、リピートしていただいてる方もいます。
「今まで食べたことない味付けや料理だった」と感想をいただくことも多くて、嬉しいです。あとは僕たちもヴィーガン専門ではないので、毎回試行錯誤しながらメニューを作るのですが、作っている時に新しい発見があって面白いですね。
お弁当以外でのヴィーガンやハラール、ベジタリアン料理案件について、どのようなシチュエーションでのデリバリーだったのか詳しく教えてください
オードブルだったので、1人10品・12品の小分けのお料理をご注文いただき、1人分だけヴィーガン対応してほしいというオーダーでした。
ケータリングは大人数の配達が多く、こちらも何十人というパーティーの参加者の中にヴィーガンの方がいたので、1人分だけ対応させてもらいました。
1人や2人分など少人数でも個別で対応させていただくので、ヴィーガンやアレルギーなどで食材の指定があれば遠慮なくお伝えいただければと思います。
デリバリーで何か印象に残ったことなどがあれば教えていただけますか?
季節によって使える旬の野菜も違うので、デリバリーでもヴィーガン対応のお料理の方が季節感が出たりしますね。
動物性食材がない分、やはり野菜が多めになるので、そういった印象はあります。
まとめ
どんな方にto-un-beのお弁当を試してもらいたいですか?
tounbeのお弁当は価格もお手頃に設定してあるので、どんな方にも気軽に試してもらいたいです。
毎日の食事に、いつもと少し違うテイストを取り入れたい方にもぴったりかなと思います。to-un-beのお弁当が、日常にちょっとした彩りを添えられるといいですね。
ケータリングやオードブルを注文するのは、頼んだことがないと敷居が高く感じてしまうかもしれませんが、お弁当なら一番気軽に試していただけるかなと思います。
そしてお弁当を入り口に、to-un-beのケータリングやオードブルなど他のメニューも楽しんでいただけると嬉しいです。
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