今回は、アーティストご夫妻が主催された約200名規模のウェディングパーティーを、to-un-beのオーダーメイドケータリングでサポートした事例としてご紹介します。
料理はもちろん、空間・導線・器に至るまで「アート」をテーマに、ゲストの記憶に残る特別な1日を演出しました。
CASE STUDY
- 【イベント内容】
- アーティストご夫妻のウェディングパーティー
- 【ゲスト人数】
- 約200名
- 【利用プラン】
- ORDER
- 【お客様からのご要望】
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- 会場のコンセプト・雰囲気に合ったto-un-beらしいメニュー
- 高級感を大切にして、宮崎県の食材を使用
- ドリンクも飲み放題で提供
- 【メニュー内容】
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フィンガーフード
- 金柑とブリードチーズのピンチョス
- 宮崎産鰹の手毬寿司〜ニース風〜
- 鶏のガランディーヌ〜CHIKINNANNBAN〜
- 小夏と宮崎産鰤のセビーチェ
- 一口わっぱ〜魚介のちらしご飯〜
- 魚介のメリメロ クスクスサラダ
- 地鶏のミニタルト バインミー風
- 宮崎牛〜江田畜産のローストビーフ〜
- 霧島黒豚のロースト 紅芯大根のマリネ
- 若鶏と木の子のフリカッセ
- 左土原茄子と霧島黒豚肉のラグー ショートパスタ
- 黒毛和牛と赤ワイン煮込み マッシュポテト添え
- 3種のカットフルーツ

【シェフからの一言】
今回はお二人ともアーティストである新郎新婦の結婚式。お二人からのリクエストは「出身地である宮崎県の食材を使った、高級感のあるメニュー」というもの。
そして、宮崎県の食材を美しく際立たせ、素材本来の味を活かした料理をゲストの皆様に楽しんでいただきたいというお気持ちから「トリュフやフォアグラなどの高級食材に頼るのではなく、調理技術で高級感を表現してほしい」とのご要望もいただきました。
今回のご依頼では、to-un-beらしいエッセンスを最大限に表現すべく、視覚的にも美しく楽しめるメニューを心がけました。
アーティストご夫妻ならではの会場の雰囲気やコンセプト
今回のお客様は、新郎様がアーティスト、新婦様がフラワーアーティストという芸術家同士のカップルでした。お二人のコンセプトに合わせて、一から作り上げる披露宴パーティーのご依頼です。
会場はアートスタジオで、新郎様のアート作品と新婦様のフラワー作品を展示しながら、料理・音楽・映像を組み合わせてパーティーを演出する形でした。
お二人からのリクエストは「出身地である宮崎県の食材を使った、高級感のあるメニュー」というもの。
そして、「高級食材に頼るのではなく、食材そのものの素材から調理技術で高級感を表現してほしい」とのご要望もいただきました。
会場全体は新郎様の作品がメインでしたが、料理スペースも会場全体の雰囲気を底上げできるよう「アート」を意識。
ケータリングでは料理が一口サイズになっているため、会場全体のコンセプトや雰囲気に合わせる際は、器選びやレイアウトが特に重要になります。食器と料理の組み合わせについては、特に時間をかけてこだわりました。
色味や高さ、そして並んだときの統一感がどう見えるかという点も重要で、器はメニューごとに異なるものを使い、レイアウトも同じトーンのものが隣り合わないようにするなど、高級感と華やかさを感じられる質感を重視したスタイリングでご提案しました。
To-un-beらしいエッセンスの、高級感があって視覚的にも楽しめるメニュー
アートな空間に、to-un-beらしいエッセンスを最大限に表現すべく、視覚的にも美しく楽しめるメニューを心がけました。
一皿ごとに異なる器を使い、それぞれ違った見た目や形状にすることで、「次は何が出てくるかな」とゲストの皆様にワクワクしていただけるような構成に。
料理を引き立てる器の選定だけでなく、料理台やゲストテーブルにかけるテーブルクロスの質感や色合いにも徹底してこだわりました。空間全体が調和し、料理がまるで展示作品のように引き立つよう、トータルでデザインしています。
また、ドリンクにも特別感を。通常の飲み放題のコースにおいては、ボトルワインをご用意することはあまりありませんが、今回は特別に、白ワイン・赤ワインともにボトルでご提供し、お料理とのペアリングをお楽しみいただきました。ワインクーラーも会場の雰囲気に馴染むように厳選し、細部にまで統一感を持たせた演出に。
このように会場のコンセプトや雰囲気に合わせて、完全オーダーメイドでのご提案も可能です。
季節感も大事に!完全オーダーメイドの「創造的な」特別なメニュー
今回のメニューは、すべてこの日のために新たに開発したオリジナル料理です。to-un-beらしいテイストは保ちつつ、素材選びから味付けまで、今回のパーティーのために特別に作り上げました。
宮崎県の食材を活かしたフレンチベースのメニューでありながらも、手まり寿司やバインミー仕立ての料理なども取り入れ、世界各国の要素を組み合わせた多彩なメニューに。
当店の定番であるローストビーフも、今回は特別仕様です。通常、長崎の島原和牛を使用していますが、特別に宮崎県でお付き合いのある畜産業者さんにご相談し、宮崎県産の和牛に変更し、ほとんどのメニューを宮崎県産の食材で構成しました。
産地にこだわることで、自然とその時期に流通している旬の食材を使うことになり、結果として季節感も表現できたと思います。
例えば、手まり寿司には旬のカツオを使用し、フルーツには宮崎県で栽培された小夏や金柑を取り入れています。これらの食材は今の時期だからこそ味わえる季節限定のものなので、初夏の季節感を感じられるメニューに仕上がりました。
ケータリングで、レストランの一皿を堪能しているかのようなお料理を
"高級感"というコンセプトを実現するため、宮崎県産の食材を活かし、調理方法を工夫したメニューを作り上げました。
例えば、鶏のガランティーヌ(鶏肉をロール状に巻いた料理)では、一口でさまざまな味わいを楽しめるよう工夫。
今回はチキン南蛮風の味付けで、本来のチキン南蛮を分解して再構築し、ロールの中にぎゅっと凝縮させています。ロール状の一切れに、甘じょっぱい照り焼き系のあん、タルタルソースのようなソース、トッピングの揚げマッシュルームなど、さまざまな要素を組み込みました。
それぞれの要素が重なり合うことで、まるでチキン南蛮を食べているような一口に仕上げました。
ケータリング料理は食べやすさも大切です。そのため、料理を分解してto-un-beなりの解釈で再構築することも、私たちの重要な工夫の一つです。
「うちでも依頼したい」ゲストの印象に残る、絶妙な食材の組み合わせ
調理で特に工夫したのは、食材の組み合わせでゲストの皆様に楽しんでいただけるよう意識したことです。見た目の美しさはもちろん、すべてのメニューに添え野菜を用意したり、一皿の中での食材の組み合わせにこだわったりしています。
例えば、メイン料理に添える野菜のマリネや、ガランティーヌの上に添える香草など、何かしらの組み合わせを工夫することで、当店らしいレストラン料理のような高級感あるケータリングを表現しました。
料理の人気が予想以上に高く、事前に打ち合わせしていたペースの約2倍の速さで料理が選ばれるなど、思っていたより早いペースでゲストの皆様に楽しんでいただけたことが印象的でした。
「すごく美味しいね」というお声をいただいたり、「うちでもやってほしい」「どのようにオーダーすればいい?」とお声かけくださった方と名刺交換をさせていただく機会をいただいたりと、料理エリア全体の雰囲気やレイアウトなども含めて評価してくださったと思うと大変嬉しく感じます。
新郎新婦の「大切なセレモニー」を一緒に作り上げるウェディングパーティーのやりがい
結婚式はお客様にとって人生の中でも特別な日ですし、ゲストの皆様にとっても、大切な方の晴れの日をお祝いする大切なイベントです。
特に今回は、アートスタジオという会場で、会場レイアウト、料理、音響に加えて、アート、フラワーアレンジメントを取り入れ、すべてオリジナルで制作する形でした。それぞれの分野のプロが集まり、一つの空間を作り上げる工程は、とてもやりがいを感じます。
その中で料理がどのように空間づくりに貢献できるか、お客様のこだわりやお二人のストーリーを聞いて、オンリーワンなコースを提案することができかを考えることは、毎回新しい挑戦であり、終わった後には大きな達成感があります。
「特別なひととき」の思い出を料理で彩る!
今回は「アート」「高級感」というキーワードで、一から空間を作り上げるチームの中にto-un-beを選んでいただき、ご満足いただけて本当に嬉しく思います。会場で提供を担当したスタッフも良い刺激を受けており、関わる人たちが一体となって作り上げる場でも、さらに「その人に寄り添った料理」を届けられるよう工夫していきたいという思いが強くなりました。
ウェディングは一生に何度もない大切な機会なので、責任も重く感じますが、喜んでいただけたときの達成感や充実感は格別です。
一皿一皿にメッセージを込めることができるのが、オーダーメイドケータリングの最大の魅力。おふたりのルーツ、こだわり、コンセプト、それらをto-un-beの料理で形にし、ゲストと分かち合う時間をお届けします。
「料理で語る、おふたりの物語」を一緒に作り上げてまいりますので、是非お気軽にお問合せください。

TAKEO KIKUCHI(タケオキクチ)様 VIP顧客・関係者向けレセプションパーティー
この記事では、TAKEO KIKUCHI(タケオキクチ)様 VIP顧客・関係者向けレセプションパーティーにて担当させていただいたケータリングの様子をご紹介します。有名アパレルブランドのパーティーの雰囲気にマッチした豪華で見た目も華やかなメニューをご提案させていただきました。
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